2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

円安になりにくい理由

なかなか円安にならないですね。主に「対ドルでみて」ですが。中国ではここ何年か「元高」がトレンドです。対米、対EUでみて巨額の貿易黒字を上げており国内経済(GDP)の成長も先進国地域の上をいきますから通貨は強くなるわけです。ここでふと思ったのが「…

ニュースをみるとばかになる10の理由

もはや10年位前に発行された翻訳書だが、その名も「ニュースをみるとばかになる10の理由」と実にストレートな邦題だ。ちなみにアマゾン中古市場に流通している模様。 なぜこの本のことを思い出したのかというと、311の大震災ならびに福島原発事故をきっ…

刑事コロンボ役 ピーター・フォークさん死去

こちらのニュースで知りました。http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110626/ent11062613080008-n1.htm83歳。最晩年となったここ最近は、ご病気でいらっしゃるとの噂でしたが。フォーク氏の代名詞である「刑事コロンボ」の大ファンだっただけに…

利益の中の「真水」の部分

元巨人軍の松井秀樹選手が現在所属するメジャーリーグのチームと言えばオークランド・アスレチックス(2011年6月27日現在)です。そしてオークランド・アスレチックスと言えば「セイバーメトリックス(Sabermetrics)」を実践したことで有名です。セ…

国力の消耗

大震災と福島原発で「国力の消耗」が著しいなあという感があります。第一義的には復興に「お金と時間の両方が相当かかる」ということがありますが、これは資本ストックの再生、すなわち生産の回復といった前向きな面が多分に含まれるので一概に消耗ではない…

ウィル・ロジャース現象

ウィキペディアから「ウィル・ロジャース現象(Will Rogers phenomenon)とは、ある集合の中の1つの数を別の集合に移した結果、両方の平均が高くなる現象のことである。アメリカ合衆国のコメディアンであるウィル・ロジャースが、1930年代の世界恐慌の際に、…

統計トリックと論理トリック

学校で習う「英数国理社」の中で、良く「数学は解がひとつ」と言われます(特に国語や社会といった科目と比較されて)。英語は語学なので脇に置くとすると、「解がひとつ派(理数)」と「解が複数派(国社)」に分かれるようですね。前者は「定理・公理・法…

「今後30年以内に発生する確率を87%」とは何か

もうかなり前(先月上旬)に出た話題になります。「政府の地震調査委員会は、浜岡原発直下で発生すると想定される東海地震が、今後30年以内に発生する確率を87%としている。菅首相も原子炉停止の要請の根拠としてあげた。(asahi.com上で2011年5月7日7…

新興国株投資の真実

出所はこちらのURLです。http://blogs.reuters.com/reuters-wealth/2011/06/14/emerging-markets-you-dont-get-what-you-pay-for/タイトルは "Emerging markets: You don’t get what you pay for" です。さしずめ "新興国市場:投資しても割に合わない" でし…

「ウソ発見器」投資戦略

前回の「ロボット投信」に関連して、「ウソ発見器」を投資判断に使うことの効能について米ジャーナル・オブ・ファイナンス誌に興味深い論文が発表されました。原論文タイトル "The Power of Voice: Managerial Affective States and Future Firm Performance…

「みじめ」指数、23年ぶりの高水準

米国では経済マクロ指標を利用して作った「みじめ指数(Misery Index:ミザリー・インデックス)」というのがあるそうです。米国の経済学者が雇用指標(失業率)と物価変動指標(インフレーション)などを参照して作ったものらしい。■■■ 無論、こういった「○○…

ロボット投信のはなし

2011年6月12日付の日経新聞15面に「ロボット投信の実力は?」というタイトルの一面記事が出てました。私の仕事と深い関係のある内容なので、ついついコメントしたくなってしまいました。記事のサマリーや数値的な参照は、こちらの方のブログでも触…

「東北国」樹立のススメ

適当に述べさせて頂きます。この期に及んで、日本政府は一体何をしているんでしょうね。 被災した東北地区は「東北国」として完全独立を宣言し、「東北中銀」でも勝手に設立した上に、「東北円」を流通させ、日本国とは別個に「徴税に関する裁量権」も獲得し…