新興国株投資の真実

出所はこちらのURLです。

http://blogs.reuters.com/reuters-wealth/2011/06/14/emerging-markets-you-dont-get-what-you-pay-for/

タイトルは
"Emerging markets: You don’t get what you pay for"
です。

さしずめ
"新興国市場:投資しても割に合わない"
でしょうか。

記事によれば、

1.新興国株式市場への投資に関して広く「信じられていること(beliefs)」は、(1)中国やインド、その他の成長を続ける(ブラジルかな?)「大国(powerhouse)」は投資家に大きなリターンをもたらす、(2)「優れた運用者(smart manager)」はベストの銘柄を探し出すので、投信にかかる「少々高めのコスト」などは十分ペイできる、というものだ。

2.では本当に優れた運用者にアドバンテージがあるのか?そこで、米調査会社リッパーによれば、巷の「新興国アクティブ・ファンド(運用者が独自の視点での銘柄発掘を競うファンド」の過去3年間の運用成績の平均と、同期間の「新興国インデックス・ファンド(株価指数といった客観指標(ベンチマーク)にトラッキング(連動)させるファンド)」と比較した。

3.リッパー社の調査結果によれば、アクティブ系は年率平均マイナス0.95%、インデックス系は年率平均プラス1.87%、とのこと。優れた運用者が市場平均に勝っているという事実は確認されず。

4.上記結果を鑑みる限り、新興国ファンドに支払う「高い費用(extra expence)」は正当化できる証拠は見つからない。

ということのようでした。