「がれき処理法成立」にみる国会の「のろまさ加減」

がれき処理法というのが8月11日に衆院を通過したそうだ。大震災が3月11日なので、ちょうど5ヶ月も経過してやっと成立のメドがたったことになり。

この法案は「東日本大震災により生じた災害廃棄物の処理に関する特別措置法案要綱」というらしい。

http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/youkou/g17701019.htm

でもって、最大の目玉は
東日本大震災によるがれきの処理を国が自治体に代わって行えるようにする」
こと。

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この法案、内容的にみて直ぐにでも通すべき代物だと思ったし、同時にそもそも、そんな些細な法案の成立に5ヶ月もの歳月が果たして必要だったのか?と正直と驚きもした。

そう震災からもう5ヶ月。脱原発とか電力不足などいろいろあったが、どう考えても、がれきの問題が最優先だろう。被災地での生活復興のため直接的な邪魔となるがれきを除去するのが「いの一番」にしなければならないことだと思うからだ。後片付けができなければ、何も始まらないだろうに。

で、今になってやっと「がれき処理法案」が通過とはねえ。国会のセンセーはやはり給料ドロボーと言われれもしかたないね。固定給を払うのが馬鹿馬鹿しい限りだ。

そもそも震災からこれまでのところ、震災一次・二次補正や赤字国債法案とか含め総合すると、本気でやれば「2ヶ月」もあれば出来そそうな仕事を、わざわざ「5ヶ月」もかけている感がある。時間をかけてじっくりご丁寧に仕上げたのかもしれない。が、やはり「おまえらアホか」という感が否めない。

平戦の度合い差を勘案しても、今回の震災では戦時モードで動くべきだし、「5ヶ月」の仕事を「2ヶ月」で仕上げるくらいでようやく帳尻があるくらいの危急の事態だ。

そのくらい高密度な仕事を、ハイスピードで処理するような「一流コンサルタント」として機能してようやくよくやったと言われそうだが、実際は「低脳・鈍足のブタの群れ」のような連中だった。政党を担うセンセー方には申し訳ないが、あなた方全員、限界を露したと思う。しかも、時間とお金の双方を浪費しながらね。

やはり地方分権すべきではと改めて思う。
http://d.hatena.ne.jp/sasukekumakichi/20110610/1307704319
東北国を作り、東北中央銀行を作り、東北通貨を作りましょう。