キチガイじみている政界

自公並びに一部の民主党筋にとって、復興よりもずっとずっともっともっと「大事なこと」があるようですね。
それは(言わずもがななんでしょうが)
菅総理の退陣」
です。

とにかく被災地支援・救済よりも何よりも最優先事項な様子で、それにかける執念が違います。菅総理を退陣に追い込むための執念や情熱の10分の1くらいでも復興に向けて欲しいものですが、利権とか主導権とか彼らにとって何らかの死活領域に係わるプロプライエタリーがあるんでしょう。つくづく残念な人たちですね。

菅総理の方も権力の座から降りたら最後、寂しい老後が待っているだけなのを強烈に意識してか、持ち合わせていない持ち駒を駆使して色々と指していますが、将棋の指しすぎの感がありますね。不信任案後の菅総理の方法は追い詰められた挙句の少々ヒステリックな印象もありますが、奥様の影響が非常に大きい方のようで、その辺りからの筋手なのかなとも思います。

将来は二院制ではなく一院制にしたらいいのでは、と思います。

第一に議員が大幅に減らせる。これによって議員に支払っている給料といったコストを下げられる。議員の給料なんて、現状を勘案すると非常に馬鹿げた国民負担でしかない!

第二に「ねじれ国会」なんて状態が避けられる。政争で遊んでいるとしか思えないような人々に、遊びを続けるための体のいい口実を与えるだけの「ねじれ」なんてない方が良い。その代わり、国民による監視を強化するため、選挙をネット化するなどしてもっと頻繁に民意を問えばよい。つまり、民意のアップデートの頻度を上げるということ。事実、内閣支持率のようなものが選挙と選挙の間における「民意の反映ツール」のような役割を多少は果たしている。

第三に、現在の日本式民主主義では「立法・行政」の運営コストが高いし、高い方向に向きやすい。つまり、何かあれば「増税増税」と政府が現金の無心(資金調達)に走るので、これを何とかしたいものですね。「現金の無心」の背景を語るのに、霞ヶ関辺りから出てくるお手盛りの事業計画だけでなく、「業績評価」といった事後的なチェックも欲しいものです。