鉢呂経済産業大臣、辞任

NHKニュースより
「鉢呂経済産業大臣は、福島県の被災地を視察したあと、記者の体に触れるような仕草をしながら、「放射性物質がうつった」などという趣旨の発言をしていたことなどの責任を取りたいとして、10日夜、野田総理大臣に辞表を提出し、受理されました。」

その他にも原発周辺地区を「死の町」と称したりして、短期間で多量のド顰蹙(ひんしゅく)を買ったようですね。大臣になって思わず口を滑らせて顰蹙を買って辞任するというのは良くあることです。立場が変わったのに以前と同じ調子で言動してしまって墓穴を掘る、「タバコ700円」もその類のような気がしましたが、ギリギリセーフだったようです。

しかし、悪態ジョークって本当に難しい。タレントでも明石家さんま島田紳助(引退したが)あたりが微妙な路線を上手く操作してこなしているが、普通の人はやらないほうが無難。一歩間違えれば「失言」ですから・・・。大臣なって「毒づく」なんてセンスがない。空気が読めないオジサンのレッテルを貼られるだけというしゃれにならないオチで終わる。

「タバコ700円」も唐突な印象でした。内容の良し悪しはさておき、「思ったことをそのまま言う人」って危険でしょう。しかも、野田首相はヘビースモーカーとのこと。自分を取り立ててくれたひとが愛煙家であるのに、一方的且つ露骨に嫌煙表明するなんて民間の世界ではありえん。大胆不敵というか田中真紀子的というか、「このひとと果たしてうまくやっていけるのか」周りは不安になると思われます。

政治家にはこういうエキセントリックな人が多い気がします。民間とは違い、配慮や遠慮に欠いてもやっていける世界なのでしょうかねえ。